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ベンチェ省のアヒル君たちは元気に働いています。
ベンチェ省ビンダイ郡では稲作のシーズンが始まっていました。ビンダイ郡の農家は水田でエビの養殖と稲作を交互に行っており、稲作を行う際にアヒルを放しています。メコンデルタでは稲の害虫であるウンカの被害がひどいため、アヒルを放すことでウンカの被害を抑えようとしています。

ビンダイ郡のアヒルたち
また、通年、エビ養殖を行うとエビが病気にかかる率が高くなります。大きな投資を必要とするエビ養殖で失敗してしまうと、農家は借金を抱えてしまうことになります。ウオンさんは一度、エビが大量に死んでしまい大きな損害を被りました。そのため、エビ養殖と稲作を交互に行うと同時にアヒル水稲同時作を実践するようになりました。
「エビ養殖で成功した場合より利益は小さいけど、アヒル水稲同時作の実践は収入向上につながり、リスクも少ないと思います。」

アヒルを呼ぶウオンさん
また、ウオンさんは収量の高い改良種を植えていますが、隣の水田では在来種も植えています。「改良種に比べて収量は少なくなるけど、味がとてもいい。価格も20%くらい高く売れるし、何より、自分で籾を保存できるから、高いお金を出して種を買う必要がない。これからも植え続けるよ。」
11月の収穫が楽しみです。
Posted: 2009年 9月 17日 カテゴリ: 未分類.
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