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AsiO Gusto Korea 2013

またご報告が遅くなり、申し訳ありません!活動やら、お客様やら、いろんなことが起こった1ヶ月でしたが、まずは、韓国で開催されたAsiO Gustoについて簡単にご報告させて頂きます。

このイベントは、スローフード・コリアの皆さんとナムヤンジュ市によって開催されました。アジア・オセアニア地域から40カ国の代表が参加し、経験交流をしたり、作っているものを紹介することを目的としています。

ナムヤンジュ市はソウルの北東にある都市で、電車で1時間ほどです。ナムヤンジュ市は早くから有機農業を推進しており、2011年には第17回IFORM・有機農業世界大会も開催されています。市をあげて、環境に配慮した地域づくりに取り組んでいるのです。ですから、今回のイベントも力が入っていました。5日間の日程で、何と60万人近くが来場したそうです。スローフード・インターナショナルが2年に一度、トリノで開催しているTerra MadreとSalone del Gustoには、およそ20万人が来場していますから、その3倍だったわけです。素晴らしい!特に私の大切な友人、スージンは素晴らしい仕事をしていました。スージン、お疲れ様でした。そして、ありがとう!

さて、今回はホアビン省タンラック郡ディックザオ村の農家、トー君と参加しました。彼と家族が育てている在来種2種、コムラム(竹にコメを入れて炊いた携帯食)、ジヨウ・カン(竹でできたストローで飲むコメから作られた甘酒)、そして、ナムソン村の農家、トゥオンさんが育てている在来種1種(ルアオーイ)を準備して出かけました。今回は少しだけコメを販売しました。

一番、評判が良かったのは、ジヨウ・カンというお酒でした。多くの方から、売って欲しいと言われましたが、1式しか持参しなかったため、試飲して頂くのみとなりました。アジア各国が参加するわけですから、どこの国もコメ文化を紹介していますが、ほとんどは細長いインデイカ米です。ホアビン省のもち米は丸く、韓国の皆さん、特に年配の皆さんにとっては、かなり馴染みやすいようでした。そのせいか、トー君のコメは短時間で売り切れました。

トー君とお客様たち

トー君とお客様たち

スージンと記念撮影

スージンと記念撮影

私は幸いにも2004年の第1回Terra Madreから参加させてもらっていますが、2年に一度、トリノで再会していたアジアの仲間達と韓国で再会し、大変嬉しかったですし、トリノに比べて、参加する国の数が少ないため、こじんまりと、いろんな人とゆっくり話す時間ができて、新たな発見や学びがあったり、充実した時間を過ごさせてもらいました。また、今回のイベントでは、次年度以降の会議について、参加者が意見交換する機会を設けており、非常に活発な議論が行われました。私もベトナムの現状と農家にとって必要な議題について意見を述べました。

トー君にとっても、刺激の多い会議となったようです。他国から参加した人達が多様性や地域の文化を大切にしながら、様々な活動を実践していることを知り、「自分の村でも大事なタネや文化が失われている。自分達が守り伝えていく必要がある」と話していました。是非とも、村の若者に今回のイベントの結果について共有し、村での活動へとつなげていって欲しいと思います。

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