Seed to Table~ひと・しぜん・くらしつながる~

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Archive for 2009年 8月 12日

地震、怖いです。

昨日は静岡県で震度6弱の地震が発生。1名が本の下敷きになり、亡くなったそうだが、他に死者が出なかった。耐震性の家にするとか、箪笥と天井の間に支えを入れて倒れないようにするなど、「東海地震がくるぞー」という臨戦状態?の中、人々の意識の違いが被害を最小限に食い止めることにつながったのだろう。

実は、私はとっても地震が嫌いだ。天災の中でも一番、怖いのが地震。夜中、地震が起こると、家族の中でも一番に飛び起き、出口となる窓を開けていつでも外に出られるように待っている。昨日の朝も飛び起き、窓を開けた。正直、久しぶりの地震でとても怖かった。できれば、地震がない地域に住みたいと願っている。

ベトナムは地震がない国と思われる方も多いが(実際、当のベトナムの人々も自分の国では地震がおきないと思っている人が多い)、実は北部では結構、地震が発生している。例えば、北西部の山岳地域。ラオスとの国境に近い地域では、年に数回、地震が起こっている。日本的に「震度●」、という言い方がされないので、どれくらいの大きさなのか、全くわからないが、実際に地震が発生している。

去年、ハノイの事務所で仕事をしている時、やはり、地震が起こった。初めは、めまいかな?と思ったが、ベトナム人スタッフが「揺れてる!」と騒ぎ始めたため、めまいではないことがわかった。その時はハノイ市内のヴィンコム・タワーが大揺れに揺れ、買い物に来ていた人々が出口に向かって殺到したという。

私が住んでいる家の大家さんも1980年代前半に地震があり、慌てて外に出た、と話してくれたことがある。ハノイでも地震があるのだ。私は住む場所を選び間違えた、と密かに後悔した。それに、日本と違って、地震に対する認識がほとんどないベトナムで、地震が生じたら、どんなことになるか。ベトナムの街を知っている人ならば、ちょっと考えただけでも怖いと思うはずだ。

まず、レンガ造りの家。かなりの高い確率で崩れるだろう。外に出れば頭上には張り巡らされた電線の束やあちこちに掛けられた看板や商品がある。ガラス張りの建物も意外と多く、歩道はバイクでふさがれている・・・それに、食物や水はどうするか?考え出すと頭が痛くなる。

私にできることは・・・ペットボトルの水と飴を携帯すること、何かの時のために知人や友人の間で連絡網を作っておくこと、そして、最後は神様、仏様に「地震が起こりませんように」と祈るのみ。