「水のゆくえ」を調べています。
ナムソン村で実施している環境教育事業の活動として、「水のゆくえ」を調べています。これは地元学の師匠、吉本哲郎氏から学んだ方法です。参加者が水源から水の流れていく方向をたどりながら発見したことなどを写真に撮ってまとめ、それを元に話し合います。
水の流れがどこに行っているのか頭ではわかっていても、実際に歩くと様々なことに気がつきます。そして、ポイントは大勢で出かけることです。ワイワイ話しながら歩くだけでも一人で歩くのとは異なって、いろんな発見があります。
ナムソン村では乾季に生活用水・灌漑用水として利用している水源の水量が減ってきていること、共同水場から出る汚水が田んぼに流れていることなどが課題として挙げられています。兎にも角にも「水のゆくえ」や使われ方を皆で調べない限りは解決策も出てこない!ということで、実施しました。参加したのは青年団の皆さんです。
まず、ゾー集落で試験的にこの手法を用いてみました。3グループに分かれて水源から水田・共同水場・家庭への「水のゆくえ」と水の使い方について調べました。その後、模造紙に結果をまとました。参加者は「汚水が田んぼに流れ込むあたりの稲が枯れている」などといった発見をしていました。
他の6集落でも青年団と子ども達が参加し、ゾー集落のように「水のゆくえ」を調べています。結果は11月下旬に開催する予定のイベントで発表されます。
Posted: 2010年 11月 18日 カテゴリ: 未分類.