今朝、久しぶりにハノイにまとまった雨が降りました。昨日は外出するとむあっとサウナに入っているような感じで、じっとしていても汗がしたたるような状態でした。夕方、空が暗くなり雨が降るかな？と期待したのに、降りませんでした。なので、今朝の雨はこらえていた涙がどっと流れ出た、といった感じです。 

しかし、相変わらず、雨には弱いハノイの人々。ちょうど通勤時間に重なる6時半頃から9時半くらいまで激しく雨が降っており、その間はほとんどバイクも車のエンジン音もしませんでした。人々はひたすら雨が止むのを待っており、天には逆らわないという謙虚な（！）行動を取るわけです（自分が濡れるのが嫌なだけという声もありますが・・・）。この行動パターンは、これだけタクシーや車両が増えたハノイにおいても、以前と全く変わっていません。人間は昔とさほど変わっていない、とある記事を読んだのですが、まさしく、それを実感させる出来事でした。

さて、この大雨で人々が移動できない、というか、していないわけなので、当然、経済活動にも影響があるかと思います。偶然ですが、今日、飛行機のチケットの発券をお願いしており、発券前の最終確認のため旅行会社に連絡したところ、これが誰も電話に出ないのです！私は思わずニヤっとしてしまいました。やっぱり、雨だから誰も会社に来ていないのか・・・いまだに上司や部下やお客さんにとってさえ「雨が降っていたから」は納得できる言い訳になるんだな・・・やっぱり、全然、変わってないじゃない！と。

最近、ベトナムの銀行がこぞって「昼休みなしで営業中！」とか「土曜日の午前中も営業しています！」といった広告を出し、顧客へのサービスを充実させています。おお！ハノイにもようやく「サービス」に対する意識が変わってきたのかな？いよいよ企業間の競走が根付いてきたのかな？と思っていたのですが・・・いやはや、やはり、そんなに簡単に変わらないですね。ちょっぴり残念な反面、ちょっとホッとしたというか・・・複雑な気持ちです。

ともあれ、恵の雨がハノイだけではなく農村にも降って、田植えができますように！！！！！