Archive for 2月, 2010
田植えの季節
久しぶりの活動報告になってしまいました。11月にスタートした在来種の復元事業は、その後、順調に進んでいます。研修後、田植えを終えたのは、1村のみで、残りの2村はそれぞれ「待っているもの」があります。それは、「気温の上昇」と「雨」です。
海抜800mから1,000mの間に位置するナムソン村は、12月から2月にかけて、明け方に零下まで気温が下がる日があります。様々な事情があり、ナムソン村では11月に田植えの準備を始め、1月から2月にかけて温かい日を選んで田植えを行います。しかし、今年は11月から1月にかけて雨が少なく、また、1月後半になっても、寒い日が続いていました。2月に入り、ぐーんと気温が上がったため、ようやく田植えを開始しました。今週末は旧正月を迎えるため、それまでに何とか田植えを終えられことを願っているところです。

霧の中、田植えをする女性達
一方、平野部に位置するフーヴィン村では雨不足で、播種すら行われていません。村人は、天候を見ながら、播種を行い、旧正月明けに田植えを行いたいと話していました。
昨年は例年に比べて雨が少なかったため、ハノイを流れる紅河の水位が50cmまで下がってしまいました。そのため、紅河デルタの農村では、早い時期に稲作から冬野菜栽培へ転換するよう、農業農村開発省から指導を受けていました。1月後半にようやくまとまった雨が降ったため、水位も2mまで回復し、一息つきましたが、まだまだ予断を許さない状況です。

水位が下がっている紅河
Posted: 2010年 2月 11日 カテゴリ: 未分類.
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