怒涛の1ヶ月
ひゃ~、また1ヶ月更新せずにいました・・・申し訳ありません。また、お陰様でSeed to Tableは設立5年目を迎えました。毎年、今年も無事に終えるかなぁ、来年はどうなるかなぁと思いながら、活動を実施してきましたが、皆様のご理解とご協力によって、ここまで続けることができました。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。今後とも宜しくご教示頂けますようお願い申し上げます。
さて、7月も盛りだくさんでした。1日にはご支援を頂いている、外務省国際協力局民間援助連携室と在ホーチミン日本国総領事館の方がベンチェ省を訪問してくださいました。カウンターパートである農漁業普及センター、活動に参加した村人、そして村づくり委員会と意見交換をし、生の「声」を聞いて頂きました。私達にとっても学びの多い意見交換となりました。
さらに、ベンチェ省で実施していた「持続的農業の実践による貧困世帯の生活改善事業」が1年の実施期間を終え、評価会合を開催しました。一つの大きな変化は、貧困世帯の皆さんが、アヒル肥育に関するお金のやり取りを記録するようになったことです。
2011年に実施したパイロット事業の結果から、活動に参加している貧困世帯のほとんどが、コストと収入に関する記録を付けておらず、アヒルや鶏の肥育によってどれだけの利益を得ているのか、赤字になっていないかどうか、がわからない状態でした。そのため、2012年は簡単な収支管理表を配布し、お金のやり取りを記録するよう、促しました。結果、記録を付けている世帯数が多い村は、アヒルの肥育によって利益を得た世帯の割合が高いことがわかりました。
小規模の家禽肥育でお金の管理ができないと、生産コストを下げるための工夫ができず、将来の見通しも立てられません。自分流の記録の付け方でよいので、まずはお金の管理をしていくことが、貧困から抜け出すための、大きな一歩であると思います。村人が少しずつ、変わってきていることを実感することができました。
小さな一歩ですが、これからも一つ一つ、村人と共にステップを上がっていけるよう、努力を重ねていきたいと思います。これからもどうぞ宜しくお願い致します。
Posted: 2013年 7月 28日 カテゴリ: 未分類.