鹿児島・熊本県水俣市の皆さん、ありがとうございました!
またまた、報告が滞り、申し訳ありませんでした!ハノイはどんより雲で霧雨、湿度100%、不快指数は120%です。
さて、先日、かごしま合鴨水稲会の創立20周年記念フォーラムにご招待頂き、久しぶりに九州を訪問する機会を得ました。鹿児島では、萬田先生、合鴨水稲会の皆さんや鹿児島大学の先生方にお世話になりました。ありがとうございました。
鹿児島県では、合鴨農法に関わる世代の広がり、地域内外とのつながりの深さを実感しました。例えば、農業高校の生徒さんが合鴨農法を実践し、できた米と鴨肉を地域のスーパーと提携して販売したり、お弁当を開発していました。高校生が減農薬から有機農法まで段階的に移行しながらコメや鴨肉を生産し、販売するところまでしっかりと取り組んでいることに、深く感銘を受けました。また、大阪で働いていた息子さんが故郷に戻り、家族と一緒に暮らし、働けることに喜びを感じながら、合鴨農法をお父さんから受け継いで実践されていました。鹿児島の皆さんが、和気藹々と協力しながら、合鴨農法を軸に地域と、家族と、市場と向き合っている姿に、とても感動しました。
鹿児島にさよならする際に、萬田先生と共に全国合鴨水稲会の代表世話人をしていらっしゃる、橋口さんを訪問し、田んぼや畑、地元の古い農具や子ども達が学べる屋外のお部屋を見学させてもらいました。また、かごしま合鴨水稲会のTさんに桜島に連れていって頂きました。雄大な桜島を遠方と間近で見ることができ、気分が晴れやかになりました。萬田先生、橋口さん、Tさん、ありがとうございました。
それから、少し足を延ばして、これまた久しぶりに熊本県水俣市を訪問しました。地元学の師匠、吉本哲郎さんや、有機みかん農家の吉田さん、有機茶農家の天野さん、水俣市役所の皆さん、他地域から水俣に移り住んだOさんなど、懐かしい皆さんにお会いすることができました。ありがとうございました。
水俣では、天野さんが「あばぁこんね」というゆるーい繋がりのグループで、Uターンした水俣出身の若者や、地元で事業や農業を営む若者と共に、水俣を世界に紹介し、盛り上げていくための様々な活動に取り組んでいることを知り、刺激を受けました。ユニークな人がたくさん住んでいて、自然も素晴らしく、温泉もあって、食べ物も美味しい水俣は、本当に魅力的なところです。
水俣の人々は、水俣病の経験から、地域のつながりをつなぎ直し、環境の改善に取り組みながら、良いもの、本物を作ろうと努力してきました。経済成長の只中にあるベトナムの人々が、学べることが多いと感じています。これからもこのご縁を大事に、ベトナムの人々に水俣のことを紹介する機会を増やしていきたいと思います。水俣の皆さん、どうぞ宜しくお願い致します!
鹿児島と熊本県水俣市でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
Posted: 2012年 2月 10日 カテゴリ: 未分類.