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ハノイの暑さに思うこと

ハノイの暑さといったら、本当に過酷です。午後2時頃に町を歩こうものなら、息をするのも嫌になるくらい、ムッとした湿気たっぷりの空気が身体を覆います。さすがのベトナムの人々も日差しを避けて、屋内でじっとしているようです。そのため、珍しく人通り?バイク通り?が少なくなります。 

現在の事務所はコンクリートの建物で、2階にあります。朝、空気を入れ替えるために窓をあけて扇風機をかけていると、そのまま午後近くまで涼しく過ごすことができます。最悪なのは、中途半端な雨が降った時です。空が掻き曇ってきて、やったぁ!雨だ!これで涼しくなるね!とスタッフと喜んでいると、ちらっと、本当にちらっと、道路を湿らすくらいに降って止んでしまいます。その後の蒸し暑さといったら!

ちゃんと私達の事務所にもクーラーはあるんですよ。でも、北部の農村出身のベトナム人スタッフは、このジメッとした湿気の多い暑さに慣れているため、クーラーをかけると寒い、乾燥する、と悲鳴をあげます。かくいう私も最近、冷房に弱くなり、風邪をひきやすくなりました。なので、暑い暑い、とふうふう言いながらも、扇風機をかけて凌いでいます。

一方、南部へ出張すると過ごしやすく、身体が楽なことと言ったら、この上ありません。夏場の天気予報では、ハノイの最高気温がサイゴンのそれよりも上回っている日が多いです。それに、南部はスコールが降るので、夕方などは過ごしやすく、夜も冷房なしで眠ることができます。

なぜ、こんなに気温の差が出るのか?ハノイは盆地でもないし、緯度もサイゴンよりずっと高いはずなのに・・・。私にはわかりません。さらに、1000年も前に湿地だらけのこの土地に町を築いた古の人々の意図もよくわかりません。紅河が運輸・交通に便利だったから?・・・だとしても、この湿気の高さは、昔の人も耐え難かったはずです。

不思議だらけのベトナムでの暮らしもとうとう、14年を超してしまいました。いつまでここでの生活が続くのか、ひょっとして終わらないのではないか、と不安になってきた今日この頃です。

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