使ってないのに、どんどん上がる水道料金?!
私の仕事は常に出張があるのですが、ここ数ヶ月は出張回数が多く、1ヶ月のうち、1週間しかハノイにいないことが続いていました。そういう時、とても心強いのがご近所さんです。特にお隣に住むTさんはとっても親切で、生活に関する様々な知恵を教えてくれます。私が不在中も郵便物を受け取ったり、電気代などを代わりに支払ってくださっています。
先日、水道料金が請求されたときのこと。ここ数ヶ月、水道料金を「見守って」くださっていたTさんが2ヶ月ほど前より「まゆ、この料金は何だかおかしいよ」と教えてくれました。Tさんに言われるまで前月に支払った料金のことなど忘れていたのですが、確かに領収書を見てみると、毎月、金額が増えています。何と、最新の請求額は最初に支払った月の額よりも、4倍以上になっていました。しかも、ほとんど出張で家を留守にしていたのに・・・。
そこで、ご近所さんが集まってきて、水道料金を請求しに来ていたハノイ市水道会社の職員にあれやこれやと掛け合ってくれました。話を聞いていると、すぐ近所の家でも300万ドン(約13,000円)もの請求がなされたことがあったそうです。どうやら、水道管が古くて道路や地下で水漏れがしていたり、配水設備が悪くて家の壁の内側に水が漏れ出ていたり・・・と聞けば聞くほど、怖い話が出てきました。自分の家で300万ドン分の水を利用していないとしても、メーターが回っていれば、そのメーターを取り付けている世帯が支払わなければなりません。
慌てて、大家さんに連絡をしました。大家さんの説明によれば「水道管は品質の良いものを使っているので、漏れることは考えられない。あるとすれば、メーターが故障している可能性がある」とのことでした。実はこのメーター、水道会社が取り付けているものなのです。ご近所さんの説明によると、各世帯がメーターを勝手に取り付けると、不正が生じる可能性があるからだとか・・・。
さて、この話の顛末はどうなるのやら。とりあえず、Tさんの助言に従い、通常はメーターを止め、水タンクが少量になったら、メーターを作動させて水を供給できるようにします。水が蛇口から当たり前に出てくる日本じゃあ想像もできない「作業」ですが、仕方ありません。大家さんの確認と結論を待ちます。
Posted: 2010年 11月 25日 カテゴリ: 未分類.