どこから報告したら良いのやら・・・
また長らく更新できず、すみません。11月があっという間に終わってしまいました・・・。簡単にご報告致します。
まず、11月7・8・9日と新規事業のキックオフにあたるワークショップを開催しました。日本から京都で有機野菜とコメを作っていらっしゃる農家の長澤源一さんと、株式会社大地を守る会の戎谷さん、そしてカンボジアのCEDACからマーケット・アクセス担当のダルンさんと有機野菜グループのグループ長を務めるティヴさんにお越し頂き、お話して頂きました。
3つの村とタンラック郡で開催したのですが、タンラック郡でのワークショップには、アヒル農法のハイフォン市、緩~くお付き合いさせて頂いているラオカイ省・ナムディン省・フート省の代表が参加した他、ホアビン省の皆さんもいらっしゃいました。参加した皆さんは、それぞれに日本とカンボジアの事例からおおいに刺激を受けたようです。これから各村で有機農産物をつくりながら、生産者グループごとに品質と栽培を管理していくためのルールづくりをしていきます。参加してくださった皆様、ありがとうございました!
そして、ナムソン村とフーヴィン村では、引き続き生き物調査をしています。今回はカエルやカマキリ、コウロギなどが採取され、写真を撮るたびに大騒ぎでした(私だけ・・・)。12月で調査は一段落し、次は春までお休みです。
また、ひょんなことから、ベトナム国営デジタル放送局の取材を受けることになり、撮影に行ってきました。英語の番組だったので、英語でのインタビューが録画されることに・・・とても安普請(!失礼)なスタジオなのですが、やはり、カメラとライトがあると緊張しました・・・二度と思い出したくありません・・・。でも、テレビで見たスタッフは、「うちの活動がよく紹介されていましたよ」と話していたので、それだけが救いです。映像を提供してくださったメコン・ウォッチの木口さん、ありがとうございました。
最後にベンチェ省です。今回はアヒル・ニワトリの肥育をしている世帯の調査でした。多くの村人が「餌代にいくら使ったかわからない」と話すのですが、売り上げ金額を聞くと、しっかり出てくるんですねー、これはおもしろかったです。やはり、人間はお金を失うよりも得ることに快楽があって、覚えているものなのでしょうねえ。
1世帯あたり、2,000円弱の支援ですが、記録をしっかりつけて、餌代にいくらかかったかを管理している世帯は、1回の売り上げで、4,000円から5,000円の利益を上げていました。逆に、「餌代にいくら使ったかわからない」という世帯の多くは、赤字でした。今後の課題です。
そんなこんなでした。今日、ようやく懸念の報告やら申請やらが終わり、ほっとしています。もう明日から師走です。来年のテトは1月26日頃なので、ベトナムの人々もテトに向けてそわそわ始まっています。行政機関は年末の会合の嵐です。私達もベンチェ省での活動の評価会合を控え、また、新規事業の活動が本格的に始まるため、引き続き、バタバタしそうです。もう少し、こまめに更新できるよう努力します。
今後とも宜しくお願い致します。
Posted: 2011年 11月 30日 カテゴリ: 未分類.