ハノイはこのところ涼しく、日本から来た方が「日本の方が暑いですよ」と話していました。台風の季節に入ったため、雨が降ることが多く、涼しさを呼んでいるのでしょう。

ホアビン省では7月後半に入り、ようやくまとまった雨が降ったので、村人は田植えをしています。「えっ？じゃあ、収穫は11月になっちゃうじゃない」と聞くと、村の皆さんは「そうだよ。でも仕方ないよ。私達はコメを植えないとどうしようもないんだから」と応えていました。いやはや・・・コメに対する思いは、並々ならぬものがあります。先日、日本人のコメ消費量が過去最低を更新しているとニュースになっていましたが、ベトナムではまだまだコメでないとダメという人が多く、対照的です。台風や秋の寒さにめげず、立派な稲穂が収穫できることを願っている次第です。

メコンデルタ・ベンチェ省では雨が順調に降っているようで、そろそろ田植えの準備だそうです。8月後半から出張する予定なので、田植え直後の村の様子をお伝えできるかと思います。どれくらいの世帯がアヒルを放すのか、まだ正確にわかっていませんが、こちらも日照りなどに悩まされず、無事に秋の収穫を迎えて欲しいと思います。

さて、各地域の様子はそんな感じですが、こちらはもうすぐ、新しい事務所に引っ越す予定でバタバタしています。長年、お世話になった現在の大家さんとももうすぐお別れです。普段は直球で話をすることが多い私でも、今回は引越しのことをなかなか言い出すことができませんでした・・・意外！

引越しの準備をしつつ、出張に出かけてきます。