先週、ベンチェ省でプロジェクト準備会合を実施しました。ビンダイ郡と3つの村の人民委員会でそれぞれのリーダー、農家の代表、農業普及センターと農業普及所のスタッフが参加しました。

今回は主に今後の活動内容と実施時期や方法について話し合いました。ビンダイ郡では初めてのプロジェクトとなり、村づくり、地域づくりの最初の重要なステップとなります。一方、ビンダイ郡では海外のNGOの支援を受けた経験がほとんどないため、手探りでプロジェクトを実施していくことになります。お互い、初めてのことが多いのですが、楽しく活動を実施できたらと思います。

私たちの重要なパートナーである、ベンチェ省農業普及センターのセンター長、コンさんをはじめ、ビンダイ郡人民委員会副主席のタインさんや農業室長のホンさん、農業普及所長のトゥエンさん、さらに3つの村の農家と農業普及員の皆さんなど、多くの方がプロジェクトに対して非常にコミットしてくださっている様子が伝わってきました。特にダイホアロック村の人民委員会主席のビュウさんや農家代表のブオイさん、タインフック村の農家代表のグエットさんなど、様々なアイデアや方法を提案してくださり、心強かったです。

聞くところによると、以前、私達のように海外のあるNGOがビンダイ郡にやってきて、プロジェクトを実施すると約束し、ワークショップまで開催したのに、その後、二度と来なかったという団体があったとか・・・。にわかに信じがたいですが、ある村のリーダーが話してくれたので、本当なのでしょう。

いずれにしても、気候変動やメコン河流域国の開発プロジェクトの影響であると思われる、海面の上昇や海水の内陸への進行は、確実に村人の暮らしに負の影響を与えています。村や郡、省の皆さんと一緒に汗をかきながら、何とか状況を良い方向へと変えていきたいと思います。