昨日、東北から関東にかけて強い地震に見舞われました。私はちょうどお昼休みで、ハノイの事務所でニュースを見ていました。東京23区も震度5強という数字が出ていたので、慌てて国際電話をかけました。電話がかかりにくくなっていて、不安は募るばかり。結局、家族や友人が無事であったことを確認し、ほっと一息ついたのでした。

この地震はBBCやCNNでも速報で流され、その後も被害や津波の状況が刻々と伝えられていきました。時間が経つにつれ、宮城や福島の深刻な映像が流れてきて、心が大変痛みました。まだまだ寒く、お年寄りも多いため、非難生活も大変だろうと思います。村ごと津波にのまれてしまったというニュースには大変切なくなりました。

BBCやCNNでは日本政府や日本人の対応について、よく準備されており、混乱もないと伝えていました。ベトナムの新聞でも日本政府が迅速に適切に組織的に対応していること、日本人が動揺せずに冷静に避難所まで歩いたり、きちんと並んで公衆電話を待っていたことなどを例として挙げて、大惨事発生時の人々の協力から日本人の伝統を垣間見たと紹介していました。

日本の政治や経済、社会、外交において、気分が沈むニュースが多かったのですが、今回の大災害への日本人の対応について、海外の人々から高い評価を得ていることは、もっと報道されて良いと思います。今回の地震と津波による被害は甚大で、深い悲しみが日本を覆っていますが、自信をもって、復興のために力を合わせていきましょう。