遅くなりましたが、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

因みに、旧正月の元旦は明日です。ベトナムからの連絡は、2-3日前から一切、途絶えました。皆さん、バタバタ、ソワソワ、楽しいお正月を迎える準備をしていることと思います。Chuc mung nam moi! 

さて、新年早々、とても嬉しいサプライズがありましたので、皆さんにご報告致します。昨年、関西学院大学・経済学部栗田ゼミの皆さんから、ベトナムの農村で調査をしたい、というご希望を頂き、ホアビン省とベンチェ省をご案内しました。そのご縁で、先日、関西学院大学で講義をさせて頂いた時、昨年の調査に参加した学生さんが、「お世話になったホアビン省とベンチェ省の村人、特に貧困世帯の皆さんが楽しく旧正月を迎えられるように」と募金活動を行い、何と、短期間で40万円も集めてくれたことを知りました。

金額が大きいことに驚きましたが、それより何より、私は学生さんの「気持ち」が嬉しかったです。村人のことを大切に思ってくれていること、そして、感謝の気持ちを忘れないでいたこと。一見、当たり前のことに思えますが、実は、誰もがきちんとできることではない、と私は思います。

学生さんと再会した時、昨年のベトナムの農村での経験がしっかりと彼らの中に息づいていて、これからの人生を考える時、立ち止まって考えるポイントになっている、と感じました。政府が外国人をきっちり管理しているベトナムのような国で、こうした研修を受け入れることは、正直、かなり骨が折れるのですが、学生の皆さんが、生きるうえで大切なことをベトナムの農家の皆さんから学び、気付いたとすれば、これ以上、嬉しいことはありません。

ホアビン省とベンチェ省の皆さんにも早速、電子メールで伝えたところ、とても喜び、感動し、学生の皆さんに感謝していました。日本とベトナムは、政府レベル、企業レベルで関係が緊密になっていますが、これからは、一般の人々が理解し合えるような交流をもっと進めなければならないと思います。

就職のこと、家庭のこと、いろいろとありますが、悔いのない楽しい人生を送るために自分で考えて、選んで、行動してください。これからの皆さんの活躍に期待しています。ベトナムで同窓会やりましょう。栗田先生も一緒に。待ってまーす。

ありがとうございました。