2月の寒い日に、環境教育へご支援を頂いている（株）LIXILの皆さんがホアビン省フーヴィン村に来てくださり、水に関する研修を実施しました。前回と同様、学校で実験などをした経験がない子ども達は興味津々、真剣に実習に取り組んでいました。 

午前中は水が人々の暮らしにとっていかに大切であるか、水を守るためにはどんなことに気をつけないといいけないのか、などについて説明が行われました。午後は各集落から持ち寄った飲料水と灌漑用水の質についてパックテストを利用して調べた他、簡易汚水ろ過装置を作りました。

どんな色になったかな？

研修後に子ども達が書いた感想文では、「人間が生きていくためには、水がとても大切な役割を果たしていることを学んだ。もっと水を大切に使っていきたい」「もっと環境問題について理解するための研修を開催して欲しい」といった意見が書かれていました。

因みに、今回はVietnam Plusという通信社の記者が同行し、英文の記事が掲載されましたので、お時間がある時に読んでいただければ幸いです。

http://en.catchasialookjapan.com/News-Events/Awareness-education-of-water-resource-preservation/4808.jpc

また、今回はLIXILの皆さんにディックザオ村を訪問して頂き、村が抱える環境に関する課題について意見交換をして頂きました。実はデイックザオ村からは、以前から環境教育を実施して欲しいという要望を頂いていたのですが、昨年はタンラック郡人民委員会の予算で環境教育活動を行う予定となっており、見送りました。

ディックザオ村では、フーヴィン村と同様、傾斜地で用いられる除草剤やゴミによって水源を汚染しているかも知れない、という懸念が出されています。水の大切さを改めて認識できる機会を設けながら、日常的に清掃を行うなど、集落ごとの活動が必要となります。これからディックザオ村の青年団と具体的な活動計画を立てていく予定です。

最後になりましたが、タンラック郡を訪問してくださった、LIXILの皆様、ありがとうございました！