Seed to Table~ひと・しぜん・くらしつながる~

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もろもろのご報告です・・・。

あっという間に1ヶ月が経ってしまいました・・・「まだ更新されていないですね」とお叱りを受け、猛省しております・・・。いつも読んでくださる皆様に申し訳ありません。ベトナムではスマートフォンの所持率が高く、フェースブックでの日々の情報交換は当たり前。私などは完全にガラパゴス状態です。情報発信と共有の大切さを理解しつつも、電話に管理されてしまうのではないか、という半ば妄想を抱き、ただでさえ重い腰がなかなか上がりません。ちょっと考えます。

さて、この1ヶ月の間、いろんなことがありました。まずは、ホアビン省ですが、今年のコメは天候不順が原因で、かなり出来が悪いです。私がタンラック郡に通い始めた2004年は一面が美しい田んぼだったディックザオ村は、今ではサトウキビ栽培と稲作が混在する風景に変わってしまいました。これもコメの値段が安いためです。そして、在来種の激減。販路を開拓し、在来種の魅力を消費者に伝えながら、美味しい地域の素材を守っていく必要があります。

ちょうど10月1日から6日まで韓国で開催されたAsiO Gustoにホアビン省タンラック郡ディックザオ村のトー青年と参加してきました。もともと、トー君のご両親と在来種の復元に取り組んでいたのですが、残念なことに昨年、お父様が急逝されました。今年、韓国から招待状が届いた際、真っ先に、お母様をお誘いしたのですが、体調を崩されて参加できないとのこと。今年、結婚したばかりの息子のトー君が家族を代表して参加することになりました。彼とお母様が栽培している2種類の在来種、ハレの時に大勢で飲む「管酒」、ベトナム版おむすびの「コム・ラム」、そしてナムソン村のトゥオンさんが栽培している、在来種の黒米「ルアオーイ」を持って韓国に行きました。詳細は別途、ご報告します。

ベンチェ省では、有機野菜生産者グループが研修を受け、コンポストや唐辛子などを活用した「農薬」作りに取り組んでいます。10月に入ると雨が減っていくのですが、昨年に続き、今年も長雨だったため、撒いた種が流されたり、出てきた芽が雨に打たれてしまったり、と状況が思わしくありません。10月後半に予定していた、学校の先生方との交流も野菜が育っていないため、やむなく延期しました。農業は天候に左右され、大変なのですが、農家の皆さんと、何とか知恵と技術で一緒に乗り切っていきたいです。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。