昨年8月と9月にホアビン省とベンチェ省を訪問した関西学院大学の学生さんが、お世話になった2つの省の村人へ御礼をするために日本で募金活動をしてくださいました。先日、その支援金をホアビン省の皆さんに届けました。

ディックザオ村の皆さん

ディックザオ村の副主席であるタンさんや、ナムソン村の主席であるチュエンさんが、次のような挨拶を述べました。

「日本は昨年3月に起こった地震と津波によって、多くの犠牲者が出ました。経済的な損失も私達の想像以上に大きいことと思います。多くの日本の人々が心を痛め、財産を失った後、復興に向けて頑張っています。自分の国が大変な中、昨年、訪問してくれた関西学院大学の学生さんが、友人である私達のことを忘れず、このように彼らの気持ちを送ってくれました。心より感謝致します。ありがとうございました。」

ナムソン村の皆さん

学生さんの希望により、2村の貧困世帯、合計451世帯へ支援金をお渡ししました。4月・5月は収穫前で、コメがなくなります。水田面積が少ない貧困世帯は、白米を食べる回数を減らすなどして凌いでいますが、今年は少しその負担が和らぎそうです。支援を受け取った貧困世帯の皆さんも学生さんの気持ちに感動し、感謝していました。学生の皆さん、ありがとうございました。

4月には南部のベンチェ省で実施します。またご報告します。